大訂正(横溝正史がおかしくなった本)

  • 2016.10.09 Sunday
  • 17:29

 もう去年のことになりますけれど、私は、ここのブログで、横溝正史さんが埴谷雄高の「死霊」を読んで、頭がおかしくなった――と、書きました。

 いまごろになって気づいたのですけれど、横溝正史さんが、読んでおかしくなったのは、夢野久作の「ドグラ・マグラ」です。「横溝正史読本」に出てくるエピソードです。いま、手もとに本がないので確認できませんが、たぶんまちがいないはずです。

 うっかりしていて、ごめんなさい。横溝ファン、その他、たくさんの方々に、お詫びします。

 埴谷雄高の「死霊」を読んで頭がおかしくなったのは、他でもない、私自身で、「魍魎の匣」を読んで、ほぼ一日ぐらい頭がおかしくなったのが、早見さんです。私も早見さんも、もともとおかしい、という話は、ええと……企業秘密です。

 冗談を言っている場合でもありませんね。重ねて、ごめんなさい。

 

 

 

 

速読。

  • 2016.04.24 Sunday
  • 23:17
 最近、速読に、興味を持っています。
 少しでも、たくさん、本を読みたいからなのですが、詳しいひとにきくと、速読と熟読は、読み方がちがうそうなんです。
 そのあたりを説明した本がある、というので、まず、それを読むことにしようか、と思います。
 でも、その本は、熟読するべきなのか、速読するべきなのか、そこまでは分かりません。
 いま、ちょっと気になっているのが、その読書法の本では、読む本にシャープペンシルで書き込みをしなければならないらしい、ということです。
 私は、すこし潔癖症で、教科書に落書きもしませんし、もちろん図書館から借りた本には、線は引けません。参考書の、書き込み式のものは、まあ、平気なのですけれど。
 これ以上は、その本を、やっぱり熟読して、自分に向いているかどうか、考えないといけませんね。
 

ミステリ。

  • 2015.10.31 Saturday
  • 21:34
 最近、ミステリを読み始めました。
 きっかけは、太田忠司さんの「狩野俊介の事件簿」を読んだせいで、何か、心にしみるものがあったからです。
 その話を文芸部でしたら、ミステリファンだという部員(さて、誰でしょう)が「読むべきミステリ・ベスト100」を選んでくれて、いま、読んでいるのは、「刑事コロンボ・二枚のドガの絵」です。
 最初に犯人が出てくるので、どうなるのか、と思いましたが、犯人とコロンボの知恵くらべが面白くて、一気に読んでしまいそうです。勉強の課題があるのですけれど……。
 小説というのは、書く人はもちろんたいへんですが、書く人も、出る「ひと」も、たいへんです。

 

何とは言いません。

  • 2015.10.04 Sunday
  • 23:30
 小説でも、マンガでも、「職業もの」というのが、流行っているらしいですね。
 私は、「どんなものでも、たいていはおもしろいところがある」と思って読んでいますが、よく、「これは現実ではない」、という文句を言う人が、います。
 私が、どうしても分からないのは、「創作だから面白く書くのが、なぜいけないのか」です。
 どんな仕事でも、たいへんでないものはありません。「東風」は、常連客の獲得と、中国茶の通販で、どうにかやっていっていますけれど、大学の費用は、たぶん、私が生命保険を切り崩して当てることになりそうです。お茶やコーヒーの原価のほかに、たとえば、店で音楽を流していると、JASRAC に料金を払わないのは、知っていますか?
 そういう、現実の厳しさを……私の場合、非実在青少年なので、非実在喫茶店や非実在図書館ですけれど、「現実」に、むやみに近づけることを、「阿諛」、と言います。そういうものが読みたいお客様は、年に7万冊も本が出るのですから、もっと現実コピー小説を読んでいて下さい。私の本は、読まないで下さい。ファンタスティックな小説は、読まないで下さい。
 ……と言いながら、ちょっとずつ、現実も入れているのですけれど、ね。
 また、フィニイやボーモントは、現実を巧みに取り入れた、すごい人たちです。早見さんが、それほどではない、と言ってしまえば、それだけのことではあります。

 どうも、季節の変わり目には、精神が安定しませんね。ごめんなさい。
 けれど、小説は、何かの入門書とか、そういうものと違う、というのは、私のささやかな主張です。
 

「ハリー・ポッター」とラグビー

  • 2015.09.20 Sunday
  • 22:14
 きょう、めずらしく、テレビでニュースを見ていたのですが、ラグビーのワールドカップで、日本が大金星でしたっけ? とにかく勝って、それはおめでたいことなのですが、「ハリー・ポッター」の作者が「とても、私には小説では書けない」、と言った、と報道されていて、これもめずらしくですけれど、いやな気分になりました。
 私はスポーツもめったに見ないもので、スポーツの興奮、というものがよく分かってはいないのですけれど、小説家が、小説では書けない、と言ったら、そこで負け、ではないでしょうか。
 それは、交通事故で死んだ人間や、難病で苦しんでいる人も同じで、小説家だったら、自分の経験や取材によって、想像にリアリティを持たせるものであって、そうでなければ、人を殺してみたり、死んでみたりしなければならない、と言われているような気分になってしまったのです。
 早見さんに言わせると、とめどなく悪口が出てくるので、私が書いておきました。早見さんだって、私が書いたことにかぶることは、書けないでしょうから。つきあわせてしまって、ごめんなさい。
 なんだか、いじわるですね。ただ、私は非実在青少年ですけれど、自分では生きているつもりなので、こんなことを書きました。ラグビーには、なんの怨みもありません。とても格上のチームと闘って、勝った人たちは、すごい、と思います。ただ、私は「小説は事実より奇なり、なのです。

小川未明「大きなかに」

  • 2015.09.18 Friday
  • 23:52
 ほんとうは、太田忠司さんの「クマリの祝福」について書きたかったのですけれど、まだ、読み終えていないので、私の好きな、小川未明の「大きなかに」(新潮文庫「小川未明短篇集」またはKindle)について、書いてみたいと思います。
 解説が坪田譲治で、この短篇のことを、「ロマンチックな形の中に、私情の込められたもの」、と言っているのですけれど、あの……今からすごく生意気なことを書きます。だから坪田譲治は、だめなんだ、と思います。
 この作品は、ホラーのお手本のようなものです。最初に、ちょっとした謎を入れておいて、すぐに答を出して、もっと不思議で、気味の悪いものを出して、最後にみんな、収まる所へ収まるようになっています――って、あたりまえですね。けれど、その配合が絶妙で(ふだん書き慣れない単語を使っているので、的外れだったらごめんなさい)、非情ともとれる結末が待っています。
 考えてみると、小川未明と言えば、「赤いろうそくと人魚」ですけれど、これもホラーですしね。
 というわけで、「小さなかに」は、おすすめです。

Kindle

  • 2015.09.18 Friday
  • 01:06
 ごく最近、Kindleで本を読み始めました。Kindle端末ではなく、PC で読んでいます。
 思ったほど、読みづらくはありませんね。とはいえ、しおりが使えない電書があったり、大幅にジャンプすると異常終了してしまったっり、それなりに不便なところもあります。
 私個人は、紙の本が好きなのですけれど、六畳の部屋に本棚が2本ですから、そう簡単に、宮沢賢治全集などは買えません。そのへんでは、使い分けが必要だろう、とも思います。
 ただやっぱり、宮沢賢治全集が200円で買えるのは、魅力ではあります。もっと深く、校注などがついたものを読むべきかもしれませんけれど、いろいろしかたがないので、ふだんは、Kindle、詳しく読みたいときは図書館、となってしまいます……。
 いま、思っているのは、私が宮沢賢治全集を読み終えるまで、Kindleが続いている、ということです。ある日、急になくなるのが、コンピュータの世界だ、と思うので……。
 

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