140字のわたし・30

  • 2016.11.14 Monday
  • 23:21

季里は、ある人に影響されて、自殺した人の手記を何冊も読んでいる。どの人の文章にも、ひりひりするような傷みがあって、どうして死を選ぶ人は、こんなにも繊細なのだろう、と思う。そこは季里は無神経だ。だから生きていける。それはそれで楽しくはないのだけれど、生きることの得を少しは知っている。

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