「夜想曲」あるいはオルゴールのこと。

  • 2015.08.22 Saturday
  • 03:26
 すばらしい小説を読みました。太田忠司さんの「夜想曲」(光文社)です。
 何が、と言って、この作品は、音の小説だ、というところです。音が主題になっている小説は、それほど多くはありません。早見さんもやっているので、悪いのですが(先に、皆さんに謝っておきます)、音を書く、というのは、とてもむずかしく、歌詞にたよったり、何かの実在のバンドのイメージに流行ったりして、音そのものを書ききった作品は、ほんとうに、珍しいように思います。
 
 むかし、オルゴールの中身だけがあって、適当な箱にくっつけて、手回しで鳴らすのですけれど、その中身を、歯でくわえて鳴らすと、脳に直接音が入るような、すごくきれいな音になります。私は、「戦場のメリークリスマス」を持っていましたが、今は、どこにあるのやら……。
 

夏休みと、「夜想曲」。

  • 2015.08.11 Tuesday
  • 23:34
 補習の期間が終わって、今週は、ほんとうの夏休みです。
 と言っても、毎日の宿題は、とうぜん、あるのですけれど、気は楽です。
 いまは、太田忠司さんの新刊で、「夜想曲」というのを読んでいます。透明感があって、私の好きな小説ですが、短篇集なので、一作ずつ、ゆっくりと、読んでいます。

 早見さんが見つけてきた、何かの統計では、一年の四季のうちで、夏がいちばん好きな人は、わずか、13%だそうです。冬は4%ですから、びりではないのですけれど、なんとなく、自分を否定されたように思うのは、私の身勝手でしょうね。
 私自身も、いつまでも夏の子どもでは、いられないのですから――。

 

コロッケ。

  • 2015.03.02 Monday
  • 00:47
 近所に、チェーン店でないスーパーがあって、よく買い物に行くのですけれど、「お総菜屋さんのコロッケ」があるときは、必ず買います。
 うちは客商売なので、食事の時間がばらばらだったり、シフトに入る間に小腹が空くことがあって、そういうときは、コロッケをつまんでいます。
 「お総菜屋さんの」というだけあって、とてもおいしいです。もともと北国に生まれて、ジャガイモは好きだったので、ジャガイモたっぷりのコロッケは、ごちそうです。
 値段も安くて、3個で150円です。とても助かっています。
 夜中に食べものの話を書くのは反則ですが、許して下さいね。
 3月ですね。がんばります。がんばって下さい。無理のないくらいで。
 

ざわざわ。

  • 2015.02.07 Saturday
  • 23:06
 ときどき、心がざわざわして、落ちつかなくなることがあります。
 本では……例えば、大沢在昌さんの「心では重すぎる」などがそうです。読み終えたあとで、ストーリーを忘れてしまったのですけれど(忘れたかったのかもしれません)、ざわざわは、ずっと残っていました。
 音楽だと、相対性理論などが、そうですね。落ちついて聴けないんです(私は)。
 そのざわざわに、なかなか耐性ができないので、私はまだ、芸術というものが分からないのだろう、と思います。
 いくつものざわざわを抱えて、私は生きています。かろうじて。
 

インパクト。

  • 2015.01.26 Monday
  • 23:56
 最近、イエルジー・コジンスキーの「異端の鳥」が「ペインティド・バード」として新訳になりました。
 他にも、「長いお別れ」が村上春樹さんの新訳で出ていたり、トーベ・ヤンソンの「彫刻家の娘」も、新訳で出ています。コジンスキーでは、「預言者」(映画「チャンス」の原作です)が、「庭師〜ただそこにいるだけの人〜」という新しい訳になっています。
 こういうとき、私は、いちばん先に読んだものを、いい、と思ってしまいます。訳のまちがいとか、訳者の個性とか、いろんな理由はあるのでしょうけれど、読者のかってな意見では、刷り込み、というのでしょうか。最初に読んでおもしろかったものは、訳が変わると、違和感があります。
 たぶん私が、がんこなのだ、と思います。でも、インパクトは、ゆずれません。
 「異端の鳥」などは、物語そのものが、強烈な力を持っているので、頭の中の印象を書き換えるのは、私にはむずかしいです。
 ただ、どんな形でも、残っている、というのはだいじだ、とは思いますけれど……。
 村上春樹さんという方は、私はあまり読んでいないのですけれど、健康的な方なのでしょうね。新訳の「ロング・グッドバイ」は、退廃さが少ないように思います。
 そして、私は、その退廃が、好きなのです。
 高校生に語られたら、村上さんも不本意だ、と思いますけれど、許して下さい。
 

池澤夏樹さんの日本文学全集

  • 2015.01.22 Thursday
  • 23:34
 池澤夏樹さんが、「日本文学全集」を出されて、「古事記」を訳されているそうで、とても興味があります。
 ……池澤さんというと、「スティル・ライフ」や、合唱曲「恩愛の輪」で、透き通った、引きしまった文章を書かれる方なので、どうなっているのか、それだけでも興味があります。
 ただ、一冊がとても高いので、あきらめかけていたのですけれど、図書館にリクエストすればいいことに気づきました。さっそく、リクエストを出してみます。
 たぶん、ですが、私が期待している文章ではないだろう、と思います。「スティル・ライフ」も「恩愛の輪」も、何十年も昔の作品ですので。
 けれど、読んでみなければ分かりませんね。
 それと同時に、「恩愛の輪」がCD化されないか、これも、なんでしょう……熱望しています。
 池辺晋一郎さんの曲もすばらしいのですが、この曲のよさは、私には、とてもことばで伝えられません。
 天使のような、歌です。
 

なめくじは走っているのかもしれず、または鏡開き。

  • 2015.01.12 Monday
  • 00:16
 ブログを書くときには、検索ワードというものを見るのですが、その中に、「なめくじは走っているのかもしれず」という語句がありました。
 私自身は、そういうことを書いた記憶がないのですが……「かたつむりそろそろ登れ富士の山」については書きましたっけ。
 なめくじについては、私は、「なめくじに聞いてみろ」、とお答えします。お分かりになる方以外は分からないことですけれど、いまの私が決して使わない「聞」の字が入っているので、お気づきになる方も、いらっしゃると思います。

 ほんのちょっと前まで、お正月だったのに、もうあすは3学期です。
 やらないといけないことが山積みのまま、あっという間に春休みですね。鏡開きは、ちょっとお餅を食べすぎました。みなさん、胃にはお気をつけて。太田胃散を飲んで、寝ます。おやすみなさい。
 今年が去年より、ちょっとでも、それぞれにとっていい日でありますように。
 

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